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​ご挨拶

 今回、遊戯療法学会第24回を首都大学東京でお引き受けすることになりました2008年の第14回大会をお引き受けして以後、すでに10年目ということになります。この間、発達障碍の問題と共に、子どもの置かれている養育環境の劣化は、さまざまな立場から指摘され、子どもの貧困の問題は今切実な社会問題となっています。さらには、この問題とも関わる面もあると指摘されている虐待問題も増加の一途をたどっており、平成28年度には12万2千件を数える現状があります。このような社会的な状況をふまえつつ、遊戯療法という子どもの心理的な世界を支援していく立場の者として、われわれはどのような姿勢を持ちながら「遊び」という子どもが表現する世界に向き合い、関わっていったらいいのか考えていくことを、今回のメインテーマとして上げてみました。

 今回は、基調講演として作家であり、テレビ等でのコメンテーターとして活躍され、またクレヨンハウスという子どもの本専門の書店を主催され、そこを基盤にさまざまな子どもや親への活動、さらには社会問題についても発信されている落合恵子さんにお願いし、「子どもと大人、同時代,同社会を生きる」を語っていただけたらと思います。

 さらに、シンポジウムは大会委員会企画として、さまざまな立場の子どもの今について語ってもらい、子どもの今の理解を深める企画と、研究委員会企画として、遊戯療法における事例研究の在り方について取り上げています。ワークショップでは、先達の講師の先生方が実践された事例の報告をしていただき、事例研究について学んでいきたいと思っています。

 われわれの大学は首都大学東京という名前ですが東京の郊外の八王子市にあります。京王相模原線で新宿から40分弱です。最近では電車の本数も増え、比較的便利になっています。大学の前にはアウトレットもあり、買い物に便利な場所でもあります。休日にはショッピングを目的とした人も集まってきています。そこを覗いてみるのもまた一興かと思われます。会員の皆様の多くのご参加を期待しております。

 

 

 

 

日本遊戯療法学会第24回大会大会長

永井 撤

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